生物工学科3年3組 福島イノベーション人材育成事業「PCRによるGM食品の分析」

 令和5年1月18日水曜日から19日木曜日、福島の農林水産業の人材育成を目的として、本校生物工学科3年生19名は、「PCRによるGM食品の分析」を行いました。GMとはGenetically Modifiedすなわち「遺伝子改変した(遺伝子組換えした)」という意味です。

 GM作物とは、遺伝子組換えをすることで、農薬(除草剤)耐性、害虫耐性、ウイルス耐性などをもたせることで生産性を上げた大豆、トウモロコシ、綿、パパイヤなどの作物のことです。GM作物を原材料とした食品をGM食品と呼んでいます。今回は海外でこれらを原材料として製造されたスナック菓子やペットフードを分析しました。分析した全てから組換え遺伝子が検出されました。生徒は食料確保や環境保全の視点から遺伝子組換えの必要性や安全性などについて理解を深めることができました。 

 生徒からは、「とても勉強になった。」「PCRについてよく理解できた。」などの声がありました。また最後に全ての生徒の質問にも答えていただきました。生徒は特別授業から将来の農林水産業の人材としての思いも深まったようです。業務御多忙のところではありましたが、特別授業を担当していただきました外部講師の先生には心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。