学校ブログ

牛の除角

今日は2年生の総合実習の時間に、牛の除角を行いました。

除角(角を除去すること)は一見、可哀想に思うかもしれませんがたくさんの利点もあります。

①生産者の安全を守る。

②牛同士の闘争や競合が減少する。

③牛同士の争いによる怪我の減少。

などです。特に②、③が減ることで、ストレスの緩和にもつながります。本校では、牛の序列や性格なども考慮しながら除角を行っています。

今日は、以前に紹介したふじひら352号の除角を行いました。

除角は牛の苦痛やストレスを少なくするため、本校で日頃お世話になっている佐藤獣医師をお呼びし、処置をお願いしました。

除角に使用した『除角ワイヤー』です。これを角に引っ掛けて左右交互にひくことで角を切ります。

なるべく牛に負荷をかけないように、鎮静剤を打ってから処置しました。佐藤獣医師と本校の教員、2人で行い、角1本あたり1分もかからずに除角することができました。

除角後は焼きごてで切り口を焼き、止血した後、タールを塗って化膿するのを防ぎます。

 

角の中を見るのは初めての生徒たち。みんな興味津々で観察していました。処置が終わった後は、佐藤獣医師に質問の時間をとり、見ていて疑問に思ったことを伺いました。

特に、角の空洞と鼻腔が繋がっていることを初めて知った生徒たちには、衝撃が走っていました。

お疲れ様、ふじひら352号!

 

春の訪れも早く・・

 本校の庭木から、あま~い香りが私たちを誘います。

 創立110周年記念で植栽されたソシンロウバイや紅梅が、春の訪れを知らせてくれます晴れ

 

 

 

環境土木科2年生が建設業との座談会を行いました

 2月20日(火)に一般社団法人福島県建設業協会の主催により、福島県土木部、佐藤工業株式会社、株式会社日新土建の皆さまにお越しいただいて、建設業の現状の説明や生徒たちからの質問や疑問に対して懇切丁寧に答えていただきました。

 建設業への就職に向けて、大変参考になりました。ありがとうございました。二年生ガンバレ!なお、NHKでも放映していただきました花丸

 

 

削蹄

2月15日(木)に、大家畜専攻班では牛の削蹄(さくてい/爪切りのこと)を行いました。

本校では1年に1回、脚のメンテナンスとして親牛の削蹄を行います。親牛は500~600kgの体を4本の脚だけで支えています。そのため、1本の脚が怪我や病気になってしまうと、最悪の場合、屠畜(とちく/殺すこと)しなくてはいけなくなってしまいます。病気や怪我を防ぐためにも、削蹄は大事な管理作業です!

 牛の脚(蹄)

しかし、削蹄は専門的な知識や技術がなければ実施できません。

そこで、本校では㈱武藤削蹄グループさんに削蹄を依頼しています。今回は大家畜専攻班の2年生11名が、その様子を見学・体験させていただきました!

ご挨拶をさせていただいてから、削蹄師の武藤さんが削蹄を行う姿を見学させていただきました。牛に負担がかからないように素早く・丁寧に削蹄を行っていました。

次に、脚の持ち方をレクチャーしていただきました。脚を持ち上げるのにもコツがあり、初めはうまくできない生徒もいましたが、なんとか全員持ち上げることが出来ました!

 

最後に、枠場(保定枠)に牛を入れて、生徒にも削蹄を実践させていただきました。専用の道具で、蹄の裏側を削ります。初めは「切りすぎて怪我をさせてしまうかも」と緊張していた生徒たちですが、武藤さんが丁寧に教えてくださったおかげで、上手に削蹄することができました。

 

生徒たちも貴重な体験ができ、牛についての理解が深まった実習でした!武藤削蹄グループのお二人、ありがとうございました!

ふくしま産業賞 W受賞!!

 令和6年2月9日に福島民報社主催の「第9回 ふくしま産業賞」の授賞式に出席してきました。

本校 食品科学科では

 「地域を元気にする活動するチーム」が銀賞

 「樹楽里班」が学生奨励賞  を受賞しました!!

「地域を元気にする活動するチーム」は地元福島について自ら学び地元のリンゴを使った新商品の開発・販売・普及を通して地域を元気する活動に取り組んできました。

「樹楽里班」はバウムラボ樹楽里さんとの生徒が連携して10年以上にわたり、バームクーヘンの開発に取り組んできました。

キラキラ受賞した皆さん おめでとうございます!キラキラ

 これからも色々な地元企業さんと連携を深め、色々な活動を通して福島明成高校を地域を元気にしていきたいと思います。