2023年2月の記事一覧

生物工学科2年3組 福島イノベーション人材育成事業「ゲノム編集技術等の農林水産業・食品分野への応用について」

 令和5年1月31日火曜日、本校生物工学科2年生27名は、令和4年度みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業のうち農林水産研究の推進(アウトリーチ活動強化)に係る広報・調査等板事業「ゲノム編集技術等の農林水産業・食品分野への応用について」と題して、新しい育種技術のひとつであるゲノム編集技術による品種開発の現状について学びました。

 当日は専門知識が豊富な外部講師の先生、農林水産省、事務局から3名が来校され、品種改良、ゲノム編集技術、遺伝子組換え、実用化された品種などについて60分間の講義のあと意見交換が行われました。生徒からは「解説やプレゼンテーションか分かりやすかった。」「自分たちが食べている食品の中にゲノム編集により作出された様々な食品があることを知り、これから自分たちができることは何か考えてみたい。」などの声がありました。

 最後になりましたが、特別授業を担当していただきました外部講師の先生、農林水産省、事務局のみなさまには心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

生物工学科3年3組 福島イノベーション人材育成事業「PCRによるGM食品の分析」

 令和5年1月18日水曜日から19日木曜日、福島の農林水産業の人材育成を目的として、本校生物工学科3年生19名は、「PCRによるGM食品の分析」を行いました。GMとはGenetically Modifiedすなわち「遺伝子改変した(遺伝子組換えした)」という意味です。

 GM作物とは、遺伝子組換えをすることで、農薬(除草剤)耐性、害虫耐性、ウイルス耐性などをもたせることで生産性を上げた大豆、トウモロコシ、綿、パパイヤなどの作物のことです。GM作物を原材料とした食品をGM食品と呼んでいます。今回は海外でこれらを原材料として製造されたスナック菓子やペットフードを分析しました。分析した全てから組換え遺伝子が検出されました。生徒は食料確保や環境保全の視点から遺伝子組換えの必要性や安全性などについて理解を深めることができました。 

 生徒からは、「とても勉強になった。」「PCRについてよく理解できた。」などの声がありました。また最後に全ての生徒の質問にも答えていただきました。生徒は特別授業から将来の農林水産業の人材としての思いも深まったようです。業務御多忙のところではありましたが、特別授業を担当していただきました外部講師の先生には心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。